平成22年度事業報告

1.事業実施内容

中越地震の経験を活かし、防災学習や災害研究の拠点エリアとして定着するために情報発信を行い、主に以下の3つの事業を柱として交流の拡大に努めた。また、クローバーバス運行に関わる運営母体を地域に移行するための準備委員会を開催し、地域住民の意識を高めるとともに、基金終了後の行政側からの財政的な支援について継続的に検討を行った。

(1) 中越地震被災地視察会の実施

「地域の防災力、個人の防災力」を高め、中越地震の被災経験や災害、防災に関する知恵や情報を伝えるため、中越地震被災地視察会をコーディネートした。平成22年度は、県内外から12団体296名を案内した。

(2) クローバーバスの運行

平成20年7月1日より運行している山古志・太田地区の公共交通を担うコミュニティバス(クローバーバス)は3ヶ年を終了した。バス運行に関して定期的に利用状況について調査を行い、利用人数が少ない定期便をデマンド便に変更するなど、効率的な運行に努めた。 また、地域説明会により意見を聴取し、町外への「買い物バス」を運行するなど、会員サービスの向上に努めるとともに、冬期間においては、昨年度に引き続き山古志小中学校の児童・生徒の送迎便を運行するなど、地域住民に安心・安全を提供した。 その結果、過去3ヶ年の延べ利用者数は10万人を超え、より多くの地域住民の生活の足となってご利用頂いている。

(3) 越後雪かき道場

5冬目となる「越後雪かき道場」においては、新たに開催地を開拓するとともに、各地で「師範代講習会」を開催し、「フランチャイズ型」を確立させた。また、昨年から取り組みを始めた「防災」と「ツーリズム」を意識したプログラムをより充実させ、都会の若者と中山間地をつなげる交流ツールとしてアイディアを全国展開させた。 また、(社)中越防災安全推進機構との協働により「中山間地における冬期地域防災力強化に関する調査業務」(国総研)や「積雪期における大規模地震発生に関する対応」(復興基金) の共同調査研究を実施した。

2.事業実施に関する事項(特定非営利活動に係る事業)

(単位:円)

事業名 事業内容 実施日 従事者 受益対象者の範囲及び人数 支出額
現地調査・防災研究事業
  • 震災アーカイブスの基礎となる調査
  • 除雪ボランティア講習会(越後雪かき道場)の企画・運営
1~2月 8人 全国から90名(直営) 1,112,436
防災体験・学習事業
  • 中越地震被災地の視察会の企画、運営
通年 12人
  • 全国の研究者、災害視察調査団、学生等
  • 12団体、296名
424,796
情報発信事業
  • 災害や防災に関する情報発信
通年 2人
  • 不特定多数
  • (ホームページ上)
177,448
コミュニティバス事業
  • 長岡市山古志・太田地区での会員向けバス運行
通年 10人 会員及び地域訪問者、約4万人 23,003,460
合計 24,718,140

3.H22年度収支計算書

参照:H22年度収支計算書(pdf:78kb)